金魚の生い立ち |
みなさんご存じでしたでしょうか、金魚の祖先はフナなのです。およそ千数百年前の中国で、野生のフナの突然変異で赤い色をしたフナが生まれたのが金魚の始まりだそうです。
突然変異したフナをヒブナといいこのヒブナから品種改良によって様々な金魚が誕生しました。 |
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金魚の種類 |
金魚の種類は大きく2種類に大別されます。祖先のフナに体型が似ている(長もの)型と全体的に丸い体型の(丸もの)型、(長もの)型はワキン型といい、(丸物)型はさらにリュウキン型とランチュウ型に分けられます。
各種の特徴として下記のようになります。 |
ワキン型 |
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祖先のフナに似た流線型の体型をしています。成長すると20〜30pほどになります。 |
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リュウキン型 |
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全体的に丸型でお腹の膨らみに特徴があります。品種改良によって作り出された体系のためにバランスが悪く、魚のくせに泳ぎが下手です。 |
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ランチュウ型 |
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やや筒型の丸い体型で、背びれがないのが大きな特徴です。育てるのが難しい高級金魚です。 |
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金魚の習性 |
水質や温度には比較的順応性があるものの、金魚は変温動物なので急激な温度変化には適応できないようです。
金魚には、長もの型の細長くて動きの速い物や、丸もの型のお腹のふくらんだもの、尾びれの短く動きも速いもの遅いもの等があるので、なるべく一つの水槽には同じ種類のものを飼うようにしたいものです。一般的に、リュウキンやデメキンはゆっくり泳ぎ、
ワキンやコメットなどは速いスピードで泳ぐので、別々の水槽で飼った方がよいです。
また、いろいろな大きさの金魚を一緒にしたり、海水魚などと一緒に飼うのも避けた方が良いです。
大事に育てれば、金魚の寿命は7〜10年ほどくらいと言われています。 |
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金魚の飼い方のヒント |
水槽選び |
小型水槽 |
幅36〜45pの小型水槽なら小さい金魚5〜7尾、中ぐらいの金魚なら2〜4尾が目安です。大きい金魚には狭すぎるでしょう |
中型水槽 |
幅60〜75pの中型水槽なら小さい金魚10〜16尾、中くらいの金魚6〜9尾、大きな金魚3〜5尾が目安でしょう |
大型水槽 |
幅90pの大型水槽なら小さい金魚15〜22尾、中くらいの金魚10〜14尾、大きな金魚6〜8尾が目安でしょう |
金魚鉢 |
昔ながらの金魚鉢ですが、実は金魚の飼育には向いていません。インテリアとしてはおしゃれですが金魚にとっては酸素不足や水質の問題などが気なります。一時的に鑑賞するか、サブ水槽として使用することをおすすめします。 |
エサ選び |
天然餌料 |
イトミミズや赤虫、ミジンコなどの生きた餌です。金魚は好んで食べますが、寄生虫やいろいろな病原体が水槽の中に入る心配があります。あまり使いたくありません。 |
冷凍天然資料 |
天然餌を冷凍したもので、寄生虫や病原体は死滅しているので安全です。基本食に飽きたところでおやつとして与えると喜んで食べてくれます。 |
人工飼料 |
栄養バランスがすぐ得れていて、今では金魚の基本食です。
粒状タイプのものとフレークタイプのものがあります。
粒状タイプのものは浮上生で水が汚れを気にしなくてすみます。金魚の口の大きさに合わせて選びましょう。
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