病気名 |
水カビ病 |
症状 |
体表やエラなどに、白い綿のようなカビが付着します。症状が進むと体全体が覆われたようになり、金魚はしだいに弱り衰弱死します。 |
原因 |
健康な金魚には発生せず、体表やヒレにできた傷に糸状菌類の水カビが付着し繁殖します。 |
処置 |
ピンセットで綿状のカビを取り除き、薬浴させます。また食塩浴との併用も効果的です。2%の食塩水に30分ほど浸け、それを3日ほど繰り返します。 |
薬 |
メチレンブルー、トロピカルゴールド、グリーンF、マカライトグリーンなど |
備考 |
春先や秋など水温が15℃前後になると多発する。傷口から感染しやすい |
病名 |
マツカサ病 |
症状 |
ウロコが逆立ってしまい松かさのようになります。重症になると腹部に水がたまって膨らんだり眼球が飛び出すなどの症状が出ます。 |
原因 |
金魚の肝臓、消化器官の機能低下や薬の入れすぎや水槽の水が汚れていることによって、エロモナス菌という細菌に感染してしまうことが原因のようです。 |
処置 |
別の容器で1%(徐々に)食塩水による薬浴をさせます。薬浴も併用すると効果があります。 また、エサを食べるなら経口投与も効果的です。 |
薬 |
パラザンD、グリーンFゴールドリキッド、エルバージュなど |
備考 |
季節には関係なく、突然感染する。治療が難しい |
病気名 |
穴あき病 |
症状 |
最初はウロコ1枚ぐらいが白くなり、徐々に広がって出血や充血が現れます。症状が悪化すると鱗が落ち、皮膚がはがれ肉が露出します。意外と金魚は平気なのが特徴です。 |
原因 |
イカリムシなどの寄生跡や外傷による傷口からエロモナス菌が感染することが原因です。 |
処置 |
高温に弱いので別の容器で水温を30℃に保温し、食塩浴(0.5%)をさせます。薬浴も併用すると効果があります。また同時に、エサを食べるなら経口投与も効果的です。 |
薬 |
パラザンD、グリーンFゴールドリキッド、エルバージュなど |
備考 |
春先や秋に多発する。症状のわりに金魚は元気 |
病気名 |
尾ぐされ病・エラぐされ病・口ぐされ病 |
症状 |
各ヒレの先は白くなり、次第に腐ったように切れてボロボロになります。エラに感染するとエラは暗赤色か灰色になり、エラブタが異常に膨らんできます。エラが反りはじめ腐ったように落ちてしまい次第に衰弱死してしまいます。 |
原因 |
フレキシバクター・カラムナリスという細菌が傷口から感染し起こる病気です。それぞれ感染した場所で病名が変わります。 |
処置 |
この細菌は塩分に弱いので、0.5%食塩浴と薬浴を併用すると効果があります。また同時に、エサを食べるなら経口投与も効果的です。ただし、傷んだヒレは若魚では再生のされる場合がありますが、親魚や老魚では元どうりにならないようです。 |
薬 |
パラザンD、グリーンFゴールドリキッド、ハイトロピカルなど |
備考 |
比較的感染しやすい恐ろしい病気 |
病気名 |
黒班病 |
症状 |
体表に黒い班がでます。 |
原因 |
鞭毛虫のコスティアによる病気(白雲病)等が治った後が黒くなります。黒くなった個所は体力の回復と共に消えていきます. |
処置 |
特に治療は必要ないようですが、パラザンDで薬浴すると早く黒い個所が無くなるようです。 |
薬 |
パラザンD |
備考 |
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病気名 |
赤班病 |
症状 |
エラや表皮の下に血が滲んだ赤斑が表れます。 |
原因 |
繊毛虫のエロモナスハイドロフィラによる感染により発症します。 |
処置 |
0.5%食塩浴と薬浴を併用すると効果があります。
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薬 |
パラザンD、グリーンFゴールドリキッド、エルバージュ、ハイトロピカル |
備考 |
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